【時をかける少女を超えた!!】【青春】両親に預けられた車が一台も走っていない田舎にある叔父さん家での夏の日の出来事が…
僕は背中の葛籠を受け取り、肩に紐を掛けた。
(;^ω^)「お、思ったよりも重いお」
/ ,’ 3「ほっほっ、若いのに情けないのう」
背負った葛籠は見た目よりもずっと重かった。
こんなものを持って、一日中山道を歩き続ける姿を想像して嫌になった。
……僕は、お爺さんのことを素直に凄いと思った。
79: ◆zS3MCsRvy2:2007/07/14(土) 23:35:37.88 ID:uJ7PyqMC0
(;^ω^)「ひぃ、ひぃ……」
炎天下の中、背中に葛籠を担いで歩く。
僕は堪らず息を上げた。
/ ,’ 3「なんじゃなんじゃ、もう疲れたんか」
(;^ω^)「お爺さんは平気なんですかお?」
/ ,’ 3「わしは長くやっとるからの。要は慣れじゃよ慣れ」
(;^ω^)「そういうものですかお……」
/ ,’ 3「ほっほっ、そういうものじゃよ」
足元の土から熱気が立ち上る。
遠くの景色が、少し揺らめいて見えた。
80: 名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/14(土) 23:36:26
.90 ID:Xqk4xbFn0
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