【感動】小三の春休み、近所に二つ年下の香子が引越して来た。ある日、道の傍らでしゃがみ込んで泣いている香子を見つけた俺は…→俺と彼女の物語は、ここから始まった…!→「俺と香子は、幸せな夫婦になります!」

感動, 物語学校, 泣ける話, 病院, 療養, 青春

もちろん、Tに会うこともなく、

 

手元に残された二つのチョコレートと供に、

 

俺は春休みを向かえた。

 

299: 1:2009/08/25(火) 15:00:52.63 ID:9k1Z+XoP0

 

春休みのある日。

 

俺が部活から戻ると、香子の家の電気は夜にも関わらず点いていなかっ

 

た。

 

出かけているのかな、と思って家に帰ると、

 

母親が俺に便箋を渡してきた。

 

「これ、香子ちゃんからの手紙。お別れの挨拶だって。」

 

「お別れ?なにいってんだよ。」

 

俺の返事に、母親は怪訝そうな顔をした。

 

「何って…佐々木さんち、今日お引越しだったじゃない。」

 

「は!?」

 

「あんた聞いてなかったの?とっくに香子ちゃんから聞いてるものと…

 

 

どういうことだ、なんだそれ、

 

俺はそんな話聞いてない、何も聞いちゃいない。

 

俺は部屋に駆け戻って、便箋を開けた。

 

301: 名無し:2009/08/25(火) 15:02:22.31 ID:yGlPw01j0

 

 

 

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