【感動】小三の春休み、近所に二つ年下の香子が引越して来た。ある日、道の傍らでしゃがみ込んで泣いている香子を見つけた俺は…→俺と彼女の物語は、ここから始まった…!→「俺と香子は、幸せな夫婦になります!」

感動, 物語学校, 泣ける話, 病院, 療養, 青春

栗色の長い髪は、かわらないが、もうポニーテールにはしていない。

 

すらっと伸びた手足に、胸は……相変らずあんまりない。

 

表情は大分大人びていたが、それでも、面影は変わらない。

 

間違えるはずはなかった。

 

だが、俺は、声をかけることが出来なかった。

 

どんな顔して会えばいい?

 

どんなことを喋ればいい?

 

たくさん考えていたはずなのに、やっぱり頭が真っ白になった。

 

そんなとき、彼女がこっちを見た。

 

「こーちゃん!!」

 

447: 1:2009/08/25(火) 16:00:31.79 ID:9k1Z+XoP0

 

なんと、香子が気付いてこっちに駆けてくる。

 

思えば、香子は走ってばっかりだ。

 

「こーちゃん!」

 

息せき切りながら、香子はもう一度俺の名前を呼んだ。

 

「お、おう、久しぶり。」

 

なんと、そんなことしか言えない俺のバカ。

 

違う、そうじゃないんだ、もっと言うべきことがあるだろうに。

 

俺はやっとの思いで再び喋ろうとしたが、その前に香子の言葉で仰天す

 

る。

 

 

 

↓続きはコチラ↓