【感動】気になっていた女子と仲良くなり、どんどん好きになっていったが、彼女は他の男と付き合い始めてしまった。俺のことを恋人とは見てくれないと分かっていたが、辛すぎる…→俺「どうして俺じゃダメなの!ずっと君のこと見てるんだよ!?」→衝撃の結末が…!

感動, 物語学生, 恋愛, 青春, 高校

1:名も無き+:2014/02/12(水) 20:29:41.98

 

チラ裏話ですまないが、少し話させてほしい

 

2:名も無き+:2014/02/12(水) 20:30:42.10

 

俺が初めてその子を見たのは、高校の入学式の次の日のHRだったかな

 

ともかく、自己紹介のときだった。

 

その子は背がとても低くて黒髪のショートカットがよく似合う女の子だった。

 

顔は吉木りさと石原さとみを足して二で割ったような感じで、だけどとにかく小さくて細くて華奢だった。

 

ちなみに、半端なく可愛い。

 

名前は吉木さんにしとく

 

自己紹介の内容は、「みなさんの迷惑にならないよう頑張りますので3年間よろしくお願いします」

 

みたいなこと言ってたかな。

 

あと、中学ではソフトテニスやってたって言ってた。

 

4:名も無き+:2014/02/12(水) 20:32:51.04

 

その自己紹介や、ペコリと頭を下げていそいそと机に向かうしぐさを見て、ものすごい低姿勢な子だなぁーなんてそんとき思った。

 

彼女の目はすごくまっすぐで、その自己紹介ひとつに対しての一生懸命さがなんとなく伝わってきた。

 

たかが自己紹介なのにな。

 

で、なんでだかはわからないけど、この子は俺の知らないことをいっぱい知ってる、俺にないものをいっぱい持ってるなって直感したんだ

 

ホントにばかみたいな話だけどなw

 

7:名も無き+:2014/02/12(水) 20:35:55.06

 

ひと目見て俺は吉木さんのことが気になった。話してみたいって思ったんだ。

 

純粋にただ素直に、彼女のことがもっとよく知りたいって思った。

 

あの頃の俺はこれからの高校生活になんの不安も抱いていない、ただのガキだった。

 

高校生活が本格的にスタートしての、最初の一週間やそこらなんてのは、どこも一緒だろう自分の今後のクラス内での立ち位置が左右される大事な時期だからね

 

早くクラスに溶け込まんとみんな躍起になってて、俺も彼女とは関わる暇なんてなかった。

 

ようやくクラスになじんできた4月の中盤頃だったかな

 

ある日、俺らの男子グループの中で、昼休みにあるゲームが行われることになった。

 

指スマで負けた奴が、クラスの中の気になる女子のメアドを聞くという罰ゲームのような遊びだ。

 

指スマってのはあれね、「いっせーのwwwいちwww」とかやるやつ

 

高校時代そういうことやったことある奴いるよね

 

9:名も無き+:2014/02/12(水) 20:36:30.00

 

で、俺はというとこういうときの運は本当に強い。いい意味でか悪い意味でかはこの時の俺は知る由もなかったわけだが、お約束通り俺はその指スマで無残に負けた。

 

つまり、罰ゲームを受けることになってしまった。

 

放課後までに、気になる女子のメアドをゲットする。

 

俺は、気になる女子といえば、吉木さんしかいないわけで。

 

だけど一度も話したこともない女子にいきなりメアド聞くなんてそんなリア充じみたことは到底出来る気がし なかった。

 

11:名も無き+:2014/02/12(水) 20:38:13.06

 

その昼休みが終わってから、ずっと緊張しっぱなしだった。

 

休み時間とか、彼女に声をかけようともくろむも、いかんせん彼女はものすごい集中した表情で机に向かって予習?のようなことをしていてとても話しかけづらかった。

 

しかも吉木さんはなにがすごいって、授業が終わった途端、机の上の消しカスをすべてゴミ箱に毎時間捨てに行って、そのあとすぐに自分の席について予習を始める超絶優等生だった。

 

消しカスをゴミ箱に捨てに行く生徒とか見たことねーよってびっくりしてた。

 

14:名も無き+:2014/02/12(水) 20:39:59.63

 

気がつけばもう放課後になり、クラスの連中もまばらに下校し始めた。

 

さすがにそのころには俺の決心も固まり、あとは彼女と二人きりになれればって感じだった。

 

吉木さんがかばんを持って席を立ったので、俺も後に続いた。

 

俺たちは、下駄箱で、二人きりになった。

 

俺氏心臓バクバク。でも行くなら今しかない

 

意を決して俺は吉木さんに声をかけた

 

俺「あの、吉木さん・・・?」

 

吉木「は、はい?」

 

俺「あー、えっと吉木さんってテニス部入らないの?」

 

吉木「えと・・・硬式テニス部に入ろうと思ってます・・・」

 

俺「そうなんだ!俺は軟式かな。」(俺氏小学校の頃からテニスやってる)

 

 

 

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