【まじかよ!!】フリーターのドイツ旅行の思い出→少年に折り鶴をあげる→少年「!?」と満面の笑みを浮かべる、なぜなら。。。

ストーリー

    スペック 175センチ 55キロ 旅先で出会った人について投下したい。 ドイツ語なんて「アインス」と「ツヴァイ」(1と2)とダンケぐらいしか 言えなかったが、それなりに思い出ができた。

    詳細の文量の都合でドイツ到着5日目から書く。 ベルリン発ミュンヘンの中央駅に到着。 ドイツも5日目で大分慣れてきた。美術館からホテルに帰り、 たっぷり休んだ後、駅やその周辺をぶらつく事に。

    食欲がわかないが、何か甘いものを採ろうと駅構内のスタバに。 「折角のドイツなのに」と思うだろうが、商品を選ばなくていいから楽なのだ。 イスに座っていると向かいのテーブルに幼い子供が座ってきた。 両親は会計をしているのだろう。少年に笑顔を向けてみるが、 怖いのか顔を背ける。

    彼が2、3度こっちを向くたびに笑顔を向けるのだが恥ずかしいらしく、そっぽを向かれる。 せっかくの旅先なのに寂しい。どうにかならないものか、折角なので折鶴を折ることを思いつく。 店のレシートを切ってちまちま折る。バランスが悪いものの、どうにか完成。 少年がこっちを向くのを見計らって折鶴を見せる。

    鶴を見た瞬間、少年が「!?」という表情で隣の姉を見る。コピペみたいな反応である。 可愛い。そのまま立ちあがり、「here」と少年に折鶴を差し出すと 素直に掌をだす。折り鶴を彼の手に乗せると満面の笑顔で「thank you」と 返してくれる。

    両親も折鶴に気づき笑顔になる。 父親は私に「Suimasen」とお礼を言ってくれた。イギリス人だろうか。 私は返事がとっさに出てこなかったが笑顔を返し、「japanese crane.a bird」と 教え、その場を後にする。