【物語】I 美「あたしね。ずーっとあなたのことが……」
俺が帰りに毎日弁当とか買って帰ると
「明日の昼とか何食べればいいのよ?有り得ない。
お金ちょうだい。自分で買いに行くから」とか言い出すようになって、
一応自分の彼女って、思ってたし、前の家には帰れないから解約したって聞いてたし
そのストーカーから守らないと、みたいな気持ちもあったから、言いなりになるしかなかった。
そんな時、ちょっとご無沙汰だったA太から連絡が来た。
爺ちゃんが入院して、もう半年以内って。
90際にもなるから仕方ないけど、お世話になったし俺はI美のことがあってA太には気が引けたが
爺ちゃんの見舞いに行きたいと申し出た。
一緒に病院に行って、帰りに一緒に飲んだ。
すごい久しぶりだった。
俺はA太に言わないとならないことがあった。
I美と付き合って、一緒に暮らしてること。
俺はずるいから、酒の力借りて、そのあたりのこと全部告白した。
そしたらA太は、一瞬ギョッとした顔したから、あれ?とか思ったけど
ごめんな、って謝った。
だって、A太、I美のこと好きだったから。
そしたらA太は、「お前が幸せなら、いいじゃんか!
良かったね!」って笑った。
俺の胸のつかえが取れた。
でも、I美は全く働こうとしないし、かと言って家事するとかもない。
時々メチャメチャ家がきれいになってるんだけど、占いとか大好きで、常に占いとか信じて行動してたし、実際俺の財布から金出して、駅前の占いの館みたいなとこいってたから、そのせいなんか、とか思ったり
うちで鍋やるかー?って答えたら
話あんだよ。って返事着たから
なんだよ、実はI美のこと音に持ってんのかよ!
けど、俺はもうアイツ無理だよ。
別れていいわ。
そう思ってたから、余裕でA太と会えた。
そしてA太の話を聞く。
昔3人が出会ったバイト先にいたSさんて人が
何か知らんがやたら色んな情報ある人で、俺とI美が付き合って一緒に暮らしてるって告白する前に
そのSさんから、I美はうちでバイトしてた頃から、男と同棲してた。
けど、最近若い男連れ込んでたのがバレて、その同棲相手に追い出されたらしい。
って話を聞いてて、なんて女と思ってた矢先、お前んとこ行って付き合ってんのかよ!
って、そんときは言えなかったけどな。って言うんだよ。
俺は目の前真っ暗。
何よそれ、そして何でそんなこと言うのよ?