他界してから数年…桜塚やっくんのブログが怖すぎる…あの高速道路の真相と原因は?
被害者少女のいわれなき中傷
もう30年近く前の事件でもあり、当時の報道は過激であった上に正確でもなかったため、記憶に基づいていろいろ言うのも憚られるが、なんせ当時はその被害者の外見が悪い方へ作用していたと感じた。
そして、30年経って今でも、被害者に対する中傷をする人もたまに見かける。
先述の通り、被害者はとにかく当時の女子高生としてはかなり可愛い部類に入ったであろうと思われるが、それゆえに、一部の変な大人に「被害者は決して加害者の反対側にいた少女ではない」と言われる羽目になってしまった。
ネット上でも被害者の写真は見ることが出来るが、目のぱっちりした顔立ちに、当時はやりだった聖子ちゃんカット(?)のような華やかなヘアスタイルが、見る人によったら「派手な少女」「不良少女」に見えたのかもしれない。たしかに、私が住んでいた四国のド田舎でこんなお姉さんがいたら、「不良少女と呼ばれて」いたかもしれないが、東京だよな・・・
被害者はアルバイト帰りに事件に巻き込まれたということで、被害者が通っていた八潮南高校ではアルバイトが禁止されていた、だから、隠れてアルバイトをするなんて不良に違いない、というような批判も出ていた。
しかし、アルバイトが禁止されていたかどうかは確認できていないし、そもそも被害者は就職も決まり卒業を控えた3年生であり、卒業旅行へ向けての旅費を貯めるためのアルバイトということで、ごくごく普通の行動としか思えない。
アルバイトの内容も、段ボール工場、プラスチック工場、あるいは缶詰工場といった情報しか出ず、決して楽な、ましてや不良と関連付けられるようなアルバイトでは全くない。しかも、週に2回、時間も推測ではあるが午後8時頃には終えていたと思われる。
この事件当時に生まれていない世代も親になる年齢であり、あちこちの掲示板やサイトでこの事件について質問している人がいるが、その中にも稀に、
「暗くなるまでアルバイトさせるのもどうかしている」
といった意見も見かける。
たしかに、私も子を持つ親だが、アルバイトに限らず夜間の外出は心配であるし、たとえそれが塾だろうがアルバイトだろうが友達と食事であろうが同じだ。
「娘を迎えに行ってさえいれば・・・」それは被害者のご家族が一番思っていることだろうが、アルバイトをしていた被害者に落ち度はないし、ましてやそれを許したご家族に責任などみじんもない。
言いたいことは、「この被害者だったから狙われた」わけではないということ。誰でも被害者になり得た事件であったということ、若い女性でさえあれば。
午後八時半と言えば、まだ人通りもあっただろうし、仕事や塾帰りの人も、その場所にはいなかったかもしれないが常識的に考えてどの通りにもいる時間帯である。
しかも、拉致現場は民家もあり、牛乳販売店の前である。灯りのついていた家も多くあったはず。
決して、被害者が通った帰り道は、被害者が責められるほど危険な場所でもなんでもなかった。普通の人たちが普通に暮らしている場所だったのだ。
続きはコチラ↓↓