【閲覧注意】背筋凍る怖~い恐怖の都市伝説『鬼ゆすり』とは?
それでもリーダー格だった伯父が、「帰り道はこっちだ間違いない」と言って先導しようとしたとき、
その指挿す方角から、かすかに赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。
一人が青くなって、「あっちは元来た方だ」と喚いた。
頭上を覆う木の枝葉から雨がぼたぼたと落ちてくる中で、伯父たちは立ち尽くした。
仲間はみんな耳を塞いで、泣き声の方角からあとずさりはじめた。
「違う違う。だまされるな。帰り道はこっちなんだ。間違いない。逆にそっちにはあの集落があるぞ」
伯父は必死に叫んだ。
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