狂気の館に潜入!閲覧注意※「空き地で焼けこげた人形を拾ったのが始まり」──ラブドールひしめく館がヤバい・・・
兵頭:
王子様とお姫様ですね。一応、燕尾服なんですよね。お姫様はすぐにこの組み合わせが頭に浮かんだんですが、なかなか王子様っぽいのが見つからなくて、たまたま百貨店に行ったらちょうどぴったりのサイズが安く売られていたので買いました。ぴったりのサイズというのがめぐり合わせですね。
――これはラブドールではない?
兵頭:
一応、ラブドールですよ。勇者の人形は繊維強化プラスチックのマネキンです。百貨店とかで子供服をおそらく着せられていたと思うんですけれどね。
――服を着せる、着せないというのは好みがあるんですか。
兵頭:
この子にぴったり合う服がないんです(笑)。最近来た子なので、特に着せたい服も思い浮かばないので、少年はパンツ1枚でいいのかなって(笑)。一人だけこういう格好なのが、ちょっといやらしくていいかな。
――プロの発想ですね(笑)。漫☆画太郎さんの世界に近いんじゃないかなというコメントもあります。
兵頭:
漫☆画太郎先生の漫画も好きですよ。あと、この子は貰って気付いたんですけれど、仁王様のポーズと同じなんですよね。お寺の門の両側にいる仁王様のポーズを意識していますね。それを一番魅せるには裸がいいんですよ。
――仁王様も裸といえば裸……。
兵頭:
そうですね。こういう躍動的なポーズってラブドールはできないんですよ。このポーズはマネキンだからこそですね。
――上にあるのは?
兵頭:
空気式ですね。
――これは……ちょっと厳しいですかね。
兵頭:
やめておきますかね。昔、よく『オレたちひょうきん族』に出てきたような空気式ラブドールってあるんですが、たぶんこのタイプはもう作られていないですね。空気式自体はあるのですが、いまの空気式は単純な形にアニメ風の絵がプリントがしてあるやつばかりなので、こういうわざわざ顔とか髪の毛とか造形しているようなやつはもう生産されていないでしょうね。
――需要がないんですかね。
兵頭:
だってこれでやろうという人はいないでしょう(笑)。ギャグのネタにしかならないけれど、それがどれだけの需要かって言ったら、ないですよね。
――ちょっとぼかしつつ映したいと思います。
兵頭:
見たい人はうちに来てください(笑)。こういうものも材質的にもつものではないから、そのうち消えちゃうでしょうね。