【涙腺崩壊・厳選!!】何度みても泣ける話 まとめ⑤

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「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りをする」。後半の記録には「母親が死亡。 

希望を失い、悲しんでいる」とあり、4年生になると「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、子供に暴力をふるう。」 

先生の胸に激しい痛みが走った。ダメと決めつけていた子が突然、

深い悲しみを生き抜いてる生身の人間として自分の前に立ち現れてきたのだ。先生にとって目を開かれた瞬間であった。 

放課後、先生は少年に声をかけた。

「先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強していかない?分からないところは教えてあげるから」。

少年は初めて笑顔を見せた。 

それから毎日、少年は教室の自分の机で予習復習を熱心に続けた。

授業で少年が初めて手をあげた時、先生に大きな喜びがわき起こった。少年は自信を持ち始めていた。 

クリスマスの午後だった。

少年が小さな包みを先生の胸に押しつけてきた。後で開けてみると、香水の瓶だった。

亡くなったお母さんが使っていたものに間違いない。 

先生はその1滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。

雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年は、気がつくと飛んできて、先生の胸に顔を埋めて叫んだ。 

「ああ、お母さんの匂い!今日はすてきなクリスマスだ」 

 

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