【幻の最終回】クレヨンしんちゃん作者事故死から7年…誰も知らない22年後の物語に涙が止まらない
410 :名無しさん@おーぷん:2014/08/19(火)23:30:08 ID:iaiesuhuD
あっ
414 :◆YAe/qNQv0cvW:2014/08/19(火)23:42:51 ID:d3UyLBp9k
オラとまさおくんは、近くの喫茶店に移動していた。
まさおくんは、テーブル上に項垂れていた。
「……まさおくん、大丈夫?」
「うん……なんとか……」
よほどショックだったのだろうか。声に全く生気を感じない。
魂だけ、上空3000mまで旅立ってるようだった。
「……しかし驚いたな。ねねちゃんが、あんな男の人と歩いていたなんて……」
その男性は、男のオラが見てもイケメンだった。
少し色黒ではあったが、黒色単髪の爽やかフェイス。
笑顔の中にはキラリと白い歯が光る。
高身長で足も長く、スタイルもいい。
痩せているが、貧相な体ではない。いわゆる、細マッチョと呼ばれるものになるだろう。
まさに芸能人も真っ青なくらいのイケメンには驚いたが、
それ以上に、ねねちゃんが二人で歩いていること自体に凄まじい衝撃があった。
二人の様子を思い出していたオラに、項垂れたまま、まさおくんが言い始めた。
「……あの人、ねねちゃんの仕事場の保育士さんなんだ……」
「ねねちゃんの職場って……フタバ幼稚園?」
「うん……。前に、見たことがある……」
「保育士さんねぇ……」
あれだけのイケメンの保育士なら、
保護者(ほぼ母親限定)からは、絶大な人気を誇ってるだろう。
「……あの二人、いつもああやって二人で帰ってるんだよ……
仲良く、話しながらね……へへへ……」
「そ、そうなんだ……」
どうでもいいけど、まさおくん、顔がミイラみたいになってるよ。
415 :◆YAe/qNQv0cvW:2014/08/19(火)23:52:58 ID:d3UyLBp9k
「で、でも、まだ付き合ってるって決まったわけじゃないし……」
「――当たり前だよ!付き合ってなんかいるもんか!!」
突如、まさおくんはテーブルをバンと叩き立ち上がった。
「しんちゃんも見たでしょ!?あんだけイケメンなんだ!絶対に、何か狙いがあるんだよ!
あんなイケメンが、ねねちゃんを相手にするはずなんてないし!!」
まさおくんは、見ていて清々しいほど、はっきりと断言したっ!!
(………おい)
「きっと、ねねちゃんの気持ちを弄んでるんだよ!!許せない!!絶対に許せない!!
……僕が、ねねちゃんを助けるんだ!!!」
まさおくんはさっきまでの屍のような雰囲気を一変させていた。
そこにいるのは、まさに愛の戦士だった。背後に燃え盛る炎が見える。
……言ってることは滅茶苦茶だが。
「……ていうかまさおくん。まさおくんって、ねねちゃんが好きなんだね……」
「当たり前だよ!!!」
またもや断言された。
「ねねちゃんは、ずっと僕と遊んで来たんだ!!
それをポッと出の腹黒野郎に、盗られてたまるかってんだ!!!」
(まさおくん、キャラ変わってるよ。あと、言ってることやっぱり無茶苦茶……)
「こうしちゃいられない!!あの男の本性を……突き止めてやる!!
そして、ねねちゃんに突き付けてやるんだ!!」
そしてまさおくんは喫茶店を飛び出していった!!
「あ!ちょっと!まさおくん!!」
オラの呼び掛けに一切答えることなく、愛の戦士は出ていった。
「……会計、忘れてるよ……」
……オラに、伝票を突き付けて……
416 :名無しさん@おーぷん:2014/08/19(火)23:59:39 ID:MABNAJ0SC
まさおは大人になってもまさおだなww
↓次ページへつづく↓