【※胸糞注意】この話は実話です。関係者は皆生きていますので、場所はハッキリとは書けません。質問もご勘弁を・・・

未分類うざい 上司, 胸糞悪い

309名前:海は怖い・その1投稿日:03/06/1307:32
この話は実話なんです。
 
最初は「海にまつわる」のスレに書こうとも思ったのですが、ちょっと「怖さ」の対象が違っているかな?と思い、こちらに書く事にしました…。
もう10年前に遡りますが、ふとしたきっかけで、俺は「水中写真」に興味を持ち、『じゃ、ダイビングから始めよう』と、とある四国のショップで講習を受け、機材も取り揃えました。
 
同じ時期にダイビングを始めたO夫妻と知り合い、その縁で仲間も増え、楽しくダイビングライフを堪能していました。
 
O夫妻、特に御主人の方と俺は、若い頃に同じ様にヤンチャしていた時期があり、まるで兄弟の様に意気投合してしまいました。
 
何度も3人(O夫妻と俺)で近県の海に潜りに行き、様々な生き物を見る。そんな楽しい日々でした。
 
そんな楽しい日々が崩壊する時がやって来ました…。
 
A夫妻という、結構お金持ちの御夫婦と知り合い、瀬戸内海で一緒にボートダイビングをする事になりました。
 
Aさん(夫人の方)は、俺よりも10歳以上年上でしたが、小さくて上品なご婦人。
 
御主人は「ダイビングをしたい」という夫人の為に船舶免許を取り、ダイビング用のボートまで買ってしまったという愛妻家でした。
 
新品のボート(小型のクルーザーと言っても良いかもしれません)で、静かな瀬戸の小さな島々を巡り、気に入った場所があればそこに潜ってダイビングを楽しむ…。
 
そんな楽しい週末が半年以上続いていたのですが、俺が仕事の都合上どうしても参加出来ない日があったのです。
 
その日は瀬戸内海でも一番大きな島に行き、ダイビングを楽しもうという予定でした。
 
なんでも、潮の流れが緩やかな場所と速い場所が隣接していて、緩やかな方には大きなヒラメなどがいて、近寄っても逃げないので写真も撮りやすい。
 
流れが速い方では、運が良ければ回遊魚の群に出逢えるという話。とても行きたかったのですが、どうしても仕事が休めません。仕方なく、俺はO夫妻に
 
「次に行く時の為に、しっかりロケーションしておいてよ~!」
 
と言付けて仕事に行きました。
 
 
310名前:海は怖い・その2投稿日:03/06/1307:33
そして、その夜の事です。
 
ダイビングに行けなかったのが非常に残念だった俺は、嫁と呑みながら軽く愚痴っていました。そこに俺の携帯電話が鳴りました。
 
「ははぁん、O夫妻が今日の自慢話をしようと掛けてきやがったな?」
 
と、嫁と顔を見合わせて、笑いながら電話に出ました。
 
『もしもし?楽しかった?』
 
軽い嫉妬を込めて電話に出た俺の耳に届いたのはOの悲鳴に近い叫びでした。
 
『A夫人が溺れて行方不明や!』
 
突然の事にびっくりしましたが、とりあえずOを落ち着かせて話を聞きました。Oの話によると、A夫人も含め6人で一回潜った後、昼食を摂ったそうです。(O夫妻、A夫妻、他2人)
 
午後からは皆『流れの速い方に行ってみようよ』と話していたそうですが、いざ潜る直前にA夫人が
 
『私は少し疲れたから、岩場でのんびり潜るわ。皆で楽しんできて。』
 
と言い出しました。Oは『1人じゃ危ないですよ、俺が一緒に潜ります。』と言ったのですが、A夫人は
 
『大丈夫よ、何度も来ているし。貴方は初めてなんだから楽しんできて。私に気を遣わずに。』
 
と、どうしても聞かなかったそうです。御主人も同調するのでOは仕方なく
 
『単独なんですから、無理しない様に。』と言い残して、4人で潜ったそうです。
 
4人が潜る時に、ボートの上からニコニコと手を振って『行ってらっしゃい、気を付けてね~。』
 
とA夫妻2人が見送ってくれた。そして、それがA夫人を最後に見た瞬間でした。
 
 
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