【閲覧注意】皆さん覚えていますか?生首と対話…元少年A・酒鬼薔薇聖斗の現在。結婚して子供も?もしかしたらあなたの隣に…

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5月26日 頭部を家に持ち帰る

午前11時40分、須磨警察署が男児が行方不明として公開捜査を開始

少年は昼過ぎに「首をじっくり鑑賞したい」と池へ向かったが、興味を失ったため、男児の頭部を家に持ち帰る

 

土や木の葉で汚れた頭部を風呂場で15分ほどかけて洗って、自分の部屋の天井裏に隠した

後に、少年は首を洗った理由2つを以下のように語っている。
1、殺害場所の特定が出来ないように、頭部に付着している土や葉を洗い流すため
2、警察の目を誤魔化すための道具になってもらうため
少年の頭部が血で汚れていたので『せいぜい警察の目から僕を遠ざけてくれ。君の初舞台だよ』という意味を込めて、顔を綺麗にしてあげようと思った。

 

少年は首を洗った時も興奮して勃起し、髪の毛にクシを入れながら射精した

少年は「警察は自分の学校に首を置くはずはないと思い、捜査の対象から逸れると考えた」と、友が丘中学校の正門前に男児の首を置くことを決めた

また、ただ首を置くだけでは捜査が攪乱できるかどうかわからないと考え、「偽りの犯人像」を表現する手紙を咥えさせようと考えた

さあゲームの始まりです
愚鈍な警察諸君
ボクを止めてみたまえ
ボクは殺しが愉快でたまらない
人の死が見たくて見たくてしょうがない
汚い野菜共には死の制裁を
積年の大怨に流血の裁きを

SHOOLLKILLER
学校殺死の酒鬼薔薇

犯人は当時14歳の未成年。
そのため、逮捕後も実名が報道されることは無かった。
マスコミ等を中心に犯人の少年を「酒鬼薔薇」(さかきばら)や「酒鬼薔薇聖斗」(さかきばらせいと)と事件以解決後も呼んでいるのは、この手紙がきっかけ。

5月27日 頭部を校門前に放置

5月27日未明、頭部が入ったカバンを自転車の前カゴに入れて、中学校の校門前に遺棄した

「正門の前だと一番目につくところだし、地面なら据わりもいいだとろうと思い、正門の鉄扉の中央付近に顔を道路側に向けて置きました。手紙を取り出し”酒鬼薔薇聖斗”の文字が見えるように縦に『酒』いう文字の方を口にくわえさせたのです」

「学校の正門前に首が生えているというような『ちょっと不思議な映像だな』と思って見ていたのです」

「性的興奮は最高潮に達し、性器に何の刺激も与えてないのに、何回もイッてました」

第二の声明文

6月4日、神戸新聞社宛てに赤インクで書かれた第二の声明文が届く。

内容はこれまでの報道において「さかきばら」を「おにばら」と誤って読んだ事に強く抗議し、再び間違えた場合は報復する、としたものだった。

以下は声明文を文字に起こしたもの

神戸新聞社へ

この前ボクが出ている時にたまたま、テレビがついており、それを見ていたところ、報道人がボクの名を読み違えて「鬼薔薇」(オニバラ)と言っているのを聞いた
人の名を読み違えるなどこの上なく愚弄な行為である。表の紙に書いた文字は、暗号でも、謎かけでも当て字でもない。嘘偽りないボクの本名である。ボクが存在した瞬間からその名がついており、やりたいこともちゃんと決まっていた。しかし悲しいことにぼくには国籍がない。今までに自分の名で人から呼ばれたこともない。もしボクが生まれた時からボクのままであれば、わざわざ切断した頭部を中学校の正門に放置するなどという行動はとらないであろう やろうと思えば誰にも気づかれずにひっそりと殺人を楽しむ事もできたのである。ボクがわざわざ世間の注目を集めたのは、今までも、そしてこれからも透明な存在であり続けるボクを、せめてあなた達の空想の中でだけでも実在の人間として認めて頂きたいのである。それと同時に、透明な存在であるボクを造り出した義務教育と、義務教育を生み出した社会への復讐も忘れてはいない
だが単に復讐するだけなら、今まで背負っていた重荷を下ろすだけで、何も得ることができない
そこでぼくは、世界でただ一人ぼくと同じ透明な存在である友人に相談してみたのである。すると彼は、「みじめでなく価値ある復讐をしたいのであれば、君の趣味でもあり存在理由でもありまた目的でもある殺人を交えて復讐をゲームとして楽しみ、君の趣味を殺人から復讐へと変えていけばいいのですよ、そうすれば得るものも失うものもなく、それ以上でもなければそれ以下でもない君だけの新しい世界を作っていけると思いますよ。」
その言葉につき動かされるようにしてボクは今回の殺人ゲームを開始した。
しかし今となっても何故ボクが殺しが好きなのかは分からない。持って生まれた自然の性(さが)としか言いようがないのである。殺しをしている時だけは日頃の憎悪から解放され、安らぎを得る事ができる。人の痛みのみが、ボクの痛みを和らげる事ができるのである。
最後に一言
この紙に書いた文でおおよそ理解して頂けたとは思うが、ボクは自分自身の存在に対して人並み以上の執着心を持っている。よって自分の名が読み違えられたり、自分の存在が汚される事には我慢ならないのである。今現在の警察の動きをうかがうと、どう見ても内心では面倒臭がっているのに、わざとらしくそれを誤魔化しているようにしか思えないのである。ボクの存在をもみ消そうとしているのではないのかね ボクはこのゲームに命をかけている。捕まればおそらく吊るされるであろう。だから警察も命をかけろとまでは言わないが、もっと怒りと執念を持ってぼくを追跡したまえ。今後一度でもボクの名を読み違えたり、またしらけさせるような事があれば一週間に三つの野菜を壊します。ボクが子供しか殺せない幼稚な犯罪者と思ったら大間違いである。

———— ボクには一人の人間を二度殺す能力が備わっている ————

少年は「はっきり言って、調子づいてしまった」と供述

「新たに手紙を書けば、僕の筆跡が警察に分かってしまうと思ったが、僕自身、警察の筆跡鑑定を甘く見ていた。『あれで捕まるんやないか、失敗したなぁ』と思ったが、どうしようもなかった」と逮捕後供述

声明文を書くにあたり、少年はある犯人像をイメージして書いた
そのイメージは…

高校時代に野球部に所属したことがある三十歳代の男。父親はおらず、母親からは厳しいスパルタ教育を受けながら、学校では相手にされず孤立している。学校関係の職場で働いていたが解雇され、今は病身の母親と二人暮らし。学校時代にいじめにあったので、自分を「透明な存在」と思うようになり、そんな自分を作り出した義務教育を怨んでいる。被害妄想と自己顕示欲が人一倍強く、社会を憎み、密かに復讐を考えている。

(一橋文哉著 『未解決 —封印された五つの捜査報告—』 新潮文庫、2011年11月1日p312
より引用)

6月28日 ついに逮捕へ

6月28日、現場近くに住む少年に朝から任意同行を求め、事情を聞いていたところで犯行を自供

少年は当初犯行を否認していたが、取調官が第一の犯行声明文のカラーコピーを取り出して、「これが君の書いたものであるということは、はっきりしている。筆跡が一致したんや」と突きつけると、声を上げて泣き出し、自供を始めた

午後7時5分、殺人及び死体遺棄の容疑で少年を逮捕

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