【恐怖】先生が突然「今日は俺の命日なんだ」と言い出した。不思議がるクラス一同に、とある話を聞かせてくれたんだが…

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高校生の時、先生が授業の始めに突然
「今日は俺の命日なんだ」
と言った。

断っておくが先生は幽霊ではなく、
ちょっと老けてはいたが立派な生身の現役教師だ。
一体何のこと???とハテナマークのクラス一同に、
先生はこんな話をしてくれた。

もうかなり昔に聞いた話なので、
多分細かい間違いはあると思うがスルーで。

 

先生が若い頃、仲の良い友人が旅行に行くことになった。
先生は何か餞別をと考えたものの、
貧乏大学生で大した金もなかったので、
一計を案じて自分の学割をプレゼントしたのだそうな。

一足先に社会人になっていた友人は大変喜び
「船に乗るのに使わせてもらうよ」
と、礼を言って受け取り帰っていった。

 

数日後の早朝、先生の家の電話が鳴った。

出ると親戚のおばさんが
「○○さん!? 大変だよ! △△ちゃん(先生の名前)が~!!」
と何やら泡食って叫んでる。

先生訳が判らず
「あの、俺△△ですけど、どうしました?」
と訊いたら、

「え、何、あんた△△ちゃん!?
生きてたの!? てかどうしてそこにいるの!!?」
とおばさんますますパニック。

どうにか落ち着かせて話を聞いた先生も慌ててニュースを見て、血の気が引いた。

友人が乗った船は、
青函連絡船・洞爺丸だった。

 

 

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