【恐怖】先生が突然「今日は俺の命日なんだ」と言い出した。不思議がるクラス一同に、とある話を聞かせてくれたんだが…
ちなみにあまりの死者の多さに、
函館の火葬場は当時遺体の焼却が追いつかなかったとか。
函館は何故か通夜の前に火葬を行うのだが、
その起源はこの事故だと今でも一部で言われてるほど。
(実際は諸説ありはっきりしないらしい)
なお先生は後日、学割を友人に譲ったことで、
警察の事情聴取でたっぷりと怒られたそうだ。
というわけで、
先生は自分の名前が犠牲者(正確には乗船者)一覧として報道され、
生きてるのに大変△△が事故で死んじゃった!?と大騒ぎされたので、
「だから(事故があった)9月26日は俺の命日なんだ」
と話していたのだ。
実際には乗客乗員全員が死亡したわけでなく、
少数ながら助かった人もいたんだけど。
今思うとちょっと不謹慎なようでもあるが、
事故から何十年も経ってなおそんな風に話すほど、
先生にとっては忘れられない出来事だったのだろう。
それに先生の場合はすぐ間違いだとわかったけど、
もしかすると他にもやっぱり訳ありで別人名義で乗船して、
事故に巻き込まれたことすら誰にも知られないまま亡くなった人も
いたかもしれない、と思うと自分にはちょっと怖い話だった。
行方不明者も随分いたらしいし、
函館は昭和の大火でも大勢の人が海で亡くなってるし、
おかげで
「お盆に海で泳ぐと足引っ張られるぞ」
という話が洒落にならなかった。
ともあれ毎年台風シーズンの9月になると、何となくこの話を思い出す。
なおこの洞爺丸台風を含む数々の事故・天災を
紙一重で生き延びた西塚十勝の逸話は凄いので、
知らない人はぜひwikiを読んでほしい。
これぞまさに不思議な話だと思う。
●コメント
時期ぴったりの面白い話ありがとう
海にまつわる怖い話・不思議な話 19
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1360142443/