【モヤモヤ】突然の病気で手術することになった友人に借金を申し込まれた。俺「返すのは100年後でもいいから」と言ったものの…→数年後

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むかしむかし…

突然の病気で若くして入院手術をすることになった友人がいた

入院費まではよかったがその後しばらくの生活費がどうにもならないと、少額だが借金を申し込まれた

入院が思いの外長期になってしまったため仕事も切られてしまったようだった

俺にとって恩もあった人物だったので、少額だったこともあって「返すのは100年後でもいいから」と言い添えて貸した

 

友人はその後苦労に苦労を重ねた

持病もちとなったことが災いし、再就職にも数年を要した

その間にも俺のほうにもお金に関して困ったことが数度あった

 

その度「あのとき貸したお金があったらば」と考えたりもしたが、

「100年後」と言った手前こちらからは催促できずにいた

あわよくば察してくれないものかと考えていたと思う

そのうち俺の中で友人は次第に「貸した金を返さないやつ」になっていった

まあ、実際そうなんだけど

 

書き忘れたが、この友人は人あたりもよくコミュニケーションの化け物みたいな人物なのだが、

自分から誰かに連絡をとると言うことを滅多にしない人

そうしなくても相手のほうから歩み寄ってくるという人のほうが多かったのだろう

不思議な魅力と人望のある人物だから

そんなだから、俺が連絡をしないと1ヶ月でも2ヶ月でも、

簡単に疎遠になってしまう

 

 

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