【時をかける少女を超えた!!】【青春】両親に預けられた車が一台も走っていない田舎にある叔父さん家での夏の日の出来事が…
ξ#゚⊿゚)ξ「あ゛ーいらいらするっ! 貸しなさいっ!」
(;^ω^)「おっおっ」
僕から飯盒を奪い取ったツンは、てきぱきとそこに研いだ米と水を入れてい
く。
ξ゚⊿゚)ξ「ほらっ、あんたは吊るすための木の枝でも拾ってきなさい!」
(;^ω^)「了解ですお」
言われるままに林の中に入っていき木の枝を探す。
ざわざわと木の葉の揺れる音が鳴る中、僕は何本かの枝を拾い、ツンの元へ
急いだ。
103: ◆zS3MCsRvy2:2007/07/15(日) 00:19:14.53 ID:isTVpX110
( ^ω^)「ふぅ……、ツン、拾ってきたお」
ξ゚⊿゚)ξ「ご苦労さま。それじゃ、地面にY字型の枝を刺して」
( ^ω^)「おっおっ、分かったお」
Y字型の木の枝を地面に突き立て、飯盒を吊るした鉄棒をセットする。
そこに余った棒を組み上げ、燃やした紙を放り込み火をつける。
立ち上る火が飯盒の底を焦がし、辺りは煙に包まれた。
( ^ω^)「これ、いつになったら炊きあがりなんだお?」
ξ゚⊿゚)ξ「蓋がね、ぐらぐらしなくなったら出来上がりよ」
ツンが水蒸気でぐらつく蓋を木の枝で抑えながら答える。
( ^ω^)「ツンは凄いお。僕の知らないことをたくさん知ってるお」
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