【暴露】実はドロドロ・・・社交界でラブはゲーム。デヴィ夫人とアラン・ドロンの秘密の関係とは?
兄貴はおじさんの方を向き直る。
チェーンさえ外れなければ!!!俺が!!!
なんて手柄意識は、後で生まれたものだったけど、その時は心から安心した。
ただ、おじさんは顔色は暗くてよくわからなかったけど、ひどく寒そうな格好だった。
432:とんかつ ◆voT6OcgkPo:2007/11/30(金) 01:07:30.23ID:cB4SXFwo
俺:おじさん!大丈夫ですか?寒くないですか?
おじさん:とんくん!ごめんね。とんくんまで巻き込んじゃって。寒くない、大丈夫だよ。
俺なんかには考えられないほどの恐怖があったんだろう。
寒さもあいまって、そういいつつもおじさんは震えていた。
俺:着てください。俺厚着してるんで。
上着脱いで肩からかけた。
気休め程度にしかならないかも知れないけど、何時間も外にいたであろうおじさんの寒さと
俺とでは、比べ物にならない。
自転車をひき、おじさんを誘導する兄貴に代わり、俺がまなみに見つかったメールを送る。
探しているであろうおばさんにも連絡してくれたはずだ。
433:とんかつ ◆voT6OcgkPo:2007/11/30(金) 01:13:59.16ID:cB4SXFwo
家まで帰る道すがら、おじさんが迷った理由を話してくれた。
いつも通り家に帰ろうと職場から出ていくと、途中なにかにぶつかって転んでしまったらしい。
周りに人の足音はしたけど、誰も助けの手を出してくれなかったそうだ。
あまり覚えてないらしいけど、そこで軽いパニックを起こしてしまったらしく、
落ち着いて起き上がったときにはどこにいるか、どっちを向いているかわからなくなってしまったらしい。
なんで人に聞かなかったんだろう?
勘で途中まで歩いてみたけど、怖さのあまり動けなくなっちゃったらしい。
多分、興奮してたんだろうねおじさん。
帰り道ずっと喋り続けてた。
たまに何を言ってるのか分からなかったけど、兄貴は黙って聞き続けてた。
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