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感動, 物語

あるしずかな夜。

ルビッチのへやの窓がコツコツと鳴りました。

窓に目をやると、そこには、すっかりかわりはてたプぺルの姿がありました。

体はドスぐろく、かたほうの腕もありません。

またアントニオたちにやられたのでしょう。

ルビッチはあわてて窓をあけました。

「どうしたんだい、プぺル? ぼくたちはもう……」

「……イコウ」

「なにをいってるんだい?」

「いこう、ルビッチ」

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