【武勇伝】建てたマンションの一室を破格で譲り受けるという約束で業者に土地を売ったが、業者は祖父を騙し、譲り受けるはずの部屋も売ってしまった。そこで祖父は、DQN返しともいえる行動に出た。
DQN返しともいえる、祖父の武勇伝。
当時子供だったので聞きかじりです。
20年以上前、当時健在だった祖父が
所有地の整理を始めて、いくつか土地を売った。
まだバブルの恩恵が残ってた頃で、そこそこ高値で売れていく中、
マンション開発に交渉された土地があった。
そこは、理由は不明ながら祖父は売りたくなかったらしいけど、
相手側に「マンションかハイツを建設したい、
最上階角部屋を破格値で分譲するから土地を売ってくれ」と言われ、
一人暮らしの祖父を案じていた父達が賃貸住だった叔父夫婦に
そこに住んでもらえばどうかと勧め、祖父も合意した。
で、マンションというには微妙な高さのマンション完成。
そしたら、立地条件よし・広さや値段も手ごろだった為、
完成前後に完売御礼になったらしい。
無論、叔父夫婦が住む予定だった部屋も。
話が違うと祖父や父達が相手先の会社に訪問したら、
「証書もないですしねえ」とヘラヘラ。
手違いで売買したのではなく、
口約束だけで法的な書類がないのをいいことに、
故意にやったんだろうとわかった。
新築の広い部屋に移れると思っていた叔父夫婦ショボーン。
父や他の兄弟も、
「高い勉強代だったと思うしかないな」と慰めた。
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