【甘酸っぱい】俺の人生を変えてくれた恩師の話をしようと思う。先生は菅○美穂似でかわいく、ダメな生徒はきちんと叱り、男気があってサバサバしていて人気があった。俺は美穂先生を好きになり…
先生にできないって言ったんだけど、
先生は「>>1はどうせこうでもしないと文化祭こないでしょ」と言って、やめさせてくれなかった。
俺が今までことごとく行事をサボッてきたのを知っていたらしい。
(今考えると厨二臭くて恥ずかしいが、1年生の体育祭やら文化祭やらは、ずっと屋上で寝てた。
野外活動みたいな2泊3日のお泊り会は、体調不良ってことにして休んでた。)
だけど、相方に誘う友達がいないなんて恥ずかしすぎて先生にはとても言えなかったから、
(と言っても先生はもちろん知ってただろうけど)
「やっぱ内輪ネタだしおもしろくないっすよ」とか「俺赤面症なんで」とか言い訳してどうにかやめようとしてた。
それで俺がずっとうだうだ言ってたら、なんと先生がオーディション登録用紙を勝手に俺の名前で出してしまった。
なんかその登録用紙は代表者の名前と、簡単な演目と、予定人数と、必要機材を書けばいいだけだったので。
12: 名無し+:2013/03/28(木) 01:12:33.99
美穂先生の勝手さに割りとムカついてたんだけど、でも完全にその頃片想いモード全開だった俺は何も言えず。
「マジ無理っすよ。大体誰とやるかも決まってねぇし」
みたいな感じで、俺がこの期に及んでうだうだ言ってると、先生が「ひとり漫才でいいじゃん」とか無責任なことを言うので、絶対無理無理無理と拒否すると、先生が思いがけないことを言い出した。
「先生が相手になってあげる」と。
俺はぽかーん。
先生が舞台発表出るとかもちろん今までなかったから、そんなこと1ミリも考えてなかった。
でもたしかに、みんなに受けてたのは先生と俺の掛け合いだったわけで。
そんなこんなで、先生と一緒に漫才をすることになった。
13: 名無し+:2013/03/28(木) 01:16:12.64
先生が「ネタはまかせた」とか適当なことを言うので、
へたれな俺は何も言えずとりあえずない頭を振り絞ってネタを考えた。
その渾身のネタを先生に話して聞かせたところ、反応は悪かった。
「いかにも考えました感が気持ち悪い」とか「アドリブのときのほうがおもしろいね」とか
「もう本番もアドリブでいんじゃね?」とか散々言われてへこんだ。
さすがに本番アドリブはきつすぎて言葉でなくなるという自信があったから遠慮して、
先生が仕事片付けてきた後にちょっとだけ話して、その場で発表内容をまとめた。
最初は掛け合い漫才?の予定だったんだけど、少し小物を使ってのコントになった。
16: 名無し+:2013/03/28(木) 01:20:32.14
あんまり特定の生徒と先生が一緒に話したりするのはよくないということで、
ほとんどネタ合わせもしないままオーディションを受けた。
だけど、審査員の反応はかなりよく、審査受けた有志の数が少なかったのもあるけど、オーディションは通過した。
オーディション後から、あの人気の美穂先生と落ちこぼれの俺が漫才をするらしい、という噂は少しずつ広まっていた。
それで何か言われたりするか心配だったが、美穂先生が相変わらず誰にでも分け隔てなく接しているということもあって、声をかけられることはあっても好意的なものばかりだった。
俺はただただ、先生の人望すげぇなーと感動してた。
17: 名無し+:2013/03/28(木) 01:23:37.25
そして、文化祭当日。
俺はもう前日から寝れなくて、寝不足で登校した。
当日を迎えるまでは、やっぱりこんな落ちこぼれの俺なんかが舞台発表なんて、とか思って、このまま逃げ出してしまおうかとか考えてたけどその日の朝には、もうすがすがしい気分で、絶対成功させてやるぞ!と意気込んでいた。
今思えば、その頃はもうほとんど学校休むこともなかったし、課題は相変わらず出してなくて先生に怒られまくってたけど、2年の最初から考えると、本当に全然違う人になってたと思う。
先生と出会う前だったら、文化祭とかかったるくてやってらんねぇ、みたいなスレた感じだったから。
19: 名無し+:2013/03/28(木) 01:25:41.83 ID:0vmeSlI50
おもしろい
21: 名無し+:2013/03/28(木) 01:27:48.98
結果を言えば、大成功だった。
若干下ネタが入ってるのも手伝って、生徒たちにはかなり笑ってもらえたし、
先生は舞台上でも物怖じすることなく声を張っていてうまいと思った。
俺は緊張で若干声が上ずったり一箇所かんだりはしててかっこ悪かったけど、
↓続きはコチラ↓