【感動】小三の春休み、近所に二つ年下の香子が引越して来た。ある日、道の傍らでしゃがみ込んで泣いている香子を見つけた俺は…→俺と彼女の物語は、ここから始まった…!→「俺と香子は、幸せな夫婦になります!」
96: 9k1Z+XoP0:2009/08/25(火) 18:33:06.00 ID:XzDvhOU0
俺は、言葉もなく、俯くしかなかった。
「……ウチの人が酷いことを言ったみたいだけど。」
お母さんの声に、顔を上げる。
「子供を想うあまりのことだから、気にしないでね。幸介君は、何も悪
くないわ。あの人も、分かってる。」
「それは……いえ、やっぱり俺のせいです。すみません。」
「謝らないで。あの子も、あなたを責めてないわ。むしろ、自分を責め
てる。」
「え?」
俺は、その時初めて聞いた。
香子は、俺の言いつけをやぶって電話をせずに駅から一人で来ようとし
たのは、
バイトで疲れている俺のことを思ってだった。
しかし今は、自分が俺の言うことを聞いて電話していれば、
こんな大事にならずに済んだのに、と自分を責めているのだ。
110: 9k1Z+XoP0:2009/08/25(火) 18:38:53.40 ID:XzDvhOU0
「それで、幸介君が責任を感じていないかと心配してたわ…」
俺は、馬鹿だった。
また自分が落ち込むばかりで、香子の気持ちを見失っていた。
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