【涙腺崩壊】のび太『あれからもう10年か……』ドラえもんがいなくなってからののび太の成長、ドラえもんのその後が泣ける・・・
それらの単語を集計した後、僕は思い出した。
「――でも、どうして私が遭難したって分かったの?」
(……それ、子供の僕ぅううううううううう!!!!)
思い出した!!
そう言えば子供の時、しずかちゃんが雪山で遭難して助けに行ったんだっけ!!
まさか、それがこの前!?
で、でも、まだ秋じゃないか!?
確かに秋でも既に積もってる山はあるけど……もしかして、あれって秋だったの!?
「……あなたが私に言ってくれたこと、本当に嬉しかったなぁ……。やっぱり、私、自分に嘘は付きたくない」
「え?え??」
「――私、あなたが好きよ、のび太さん」
(え、えええええええええええ!!??)
子供の僕!!いったい何言ったの!!??何事態をややこしくしてんの!!??
「話は、それだけ。――私、帰るわね。お休み、のび太さん」
「あ、あ!ちょっと……!」
しずかちゃんは、帰って行った。立ち去る彼女の背中を、僕は呆然と眺めていた。
……こうして、小学生の僕と未来から来た彼の手により、事態はより一層面倒なことになった。なっちゃった。
どうすりゃいいのおおおお……!!
「――つまり、子どもの時ののび太のせいで、色んな誤解が生まれてしまった、と……」
「うん……そうなんだ……」
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