【涙腺崩壊】のび太『あれからもう10年か……』ドラえもんがいなくなってからののび太の成長、ドラえもんのその後が泣ける・・・

ストーリー, 感動

ジャイアンのオフィスで、僕は彼にありのままの出来事を告げた。

ジャイアンは腕を組みながら、それを聞く。

「それにしても、のび太に彼女が出来てたなんて知らなかったぜ……そっちの方が驚きだ」

「秘密にするつもりじゃなかったんだけど……言ってなくてごめん……」

「いやいいんだよ。むしろ、祝福したいくらいだ。……それにしても、しずかちゃんの方だな……」

「うん……」

「……やっぱ、ありのまま言うしかないだろ。助けに来たのは、子供の時の自分ですって」

「そうだよね……それしかないよね……」

「そうだ。それしかない。じゃないと、このままじゃみんなが不幸になるぞ?」

「うん……そうだね。ありがと、ジャイアン」

「いいってことよ。また、いつでも相談に来いよ」

ジャイアンに見送られながら、僕は会社を後にする。

確かに、正直に言わなきゃいけない。

でも、とても言い辛いのは事実………

(でも、しょうがないよね……)

重い足を引きずるようにしながら、僕は道を歩き出した。

「………」