【産後~〇ヶ月までが勝負!!】間違いだらけの骨盤矯正。今、明かされる最新の骨盤矯正

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出産という大仕事を終えたママの身体は、いろいろと不快な症状が現れがちで、その原因の1つが「骨盤の歪み」とされています。

特に「ポッコリお腹が元に戻らない」「お尻が大きくなった」「寸胴体型になった」など、

産後のプロポーションで悩んでいるママがほとんどで、それを解消したくて「骨盤矯正をしよう!」と考えている人も多いでしょう。

ただ、産後の骨盤矯正をウリに商売をしている業者も増えており、中には販売促進のために「出産で開いた骨盤は自然には閉じない!」など、

ウソ情報を平気で流しているところもあります。

また、「骨盤が歪む」などの曖昧な表現も多く、骨盤矯正に関していろいろと誤解されているケースがよく見られます。

そこで今回は、産後の骨盤矯正をする前に知って欲しい12の重要ポイントを解説します。

骨盤矯正を正しく実践するためにも、是非チェックしていただけたら嬉しいです。

 

【其の一】まずは骨盤の仕組みを知ろう!

骨盤は、左右の「寛骨」、その間にある「仙骨」、「尾骨」という骨からなります。下の図を見て分かるように、左右の寛骨は前方で左右の寛骨どうしが連結し、後方では仙骨をはさんで連結しています。前方の連結部分を「恥骨結合」、後方の連結部分を「仙腸関節」といいます。

骨盤の仕組み1

骨盤の仕組み2

医学の世界では、以前は仙腸関節は動かない関節「不動関節」とされていましたが、今では“ほとんど”動かない「半関節」とされています。動くと言っても“ミリ”単位のわずかな動きだそうです。

また、骨盤は人間の身体の中心にあって、上は背骨、下は股関節につながり、まさに土台として働いています。腸や内臓、子宮を包み込むような形をしており、それらを保護する役割もあります。

そのため骨盤は、強靭な靭帯や筋肉で補強され、とても頑丈な作りになっています。ですので、ちょっとやそっとのことで骨盤の関節が歪んだり、ズレるなんて事はありません。

【其の二】勘違いだらけ!?「骨盤が歪む」とはどんな状態?

最近は骨盤ダイエットなどの影響で、「骨盤の歪み」を気にする人がとても多いです。そして、【骨盤が歪む=恥骨結合・仙腸関節がズレている】のように、「骨盤の形そのものが変形してしまっている」と思っている人が多いそうです。

例えば、次の図のようなイメージ↓

骨盤の歪み

この例では、右側の仙腸関節がグイッと上にズレて、坐骨の位置が大きく上がっています。このようなイメージを持ち「ズレているのを元に戻して下さい!」「骨盤がズレているので、元通りにハメて欲しい!」と、施術院を訪れる人も多いとのこと。

しかし、上で説明したように、骨盤は強靭な靭帯・筋肉で補強されているので、普通に生活をしていて大きくズレてしまうようなことはありません。

ところが、多くの施術者の経験によれば、骨盤の触診をしてみると図のような大きな左右差を感じることがあるそうです。これは、分かりやすく2次元的に単純化すると、骨盤全体が傾いた状態だそうです。

例えば、次の図のようなイメージ↓

骨盤全体が左に傾いた状態

この例では、骨盤そのものの形はほぼ同じ状態のまま、右側に大きく傾いている事が分かります。このように、骨盤が1つの塊として左右前後の傾いたり、回転して捻れたりするようなことをまとめて「骨盤が歪む」と表現している専門家が多いようです。

ですのでココでは【骨盤が歪む=骨盤が1つの塊として左右前後の傾いたり、回転して捻れたりすること】という前提でお話していきます。

 

 

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