【医学的証明】テレビでも話題の良いことだらけの「左向根姿勢最強説」!!
寝る姿勢はどんな体勢がベスト?
こちらは様々な意見があります。
「左向き寝姿勢最強説」
Stony Brook UniversityのLee博士などによると左向きに寝ることで脳の老廃物を取り除きアルツハイマーやパーキンソン病、その他の神経の病気を防ぐことができるとのこと(参照2)
また、アメリカのJohn Douillard氏によると左向き寝姿勢は以下のような良いことがあるとの事。
1、リンパ循環を良くする。
左には胸管などリンパ循環に重要な器官があり、リンパ液やグルコース、その他の代謝物がリンパ器官、静脈を経て最終的に左の心臓へ流れ着くために左で寝た方が良いとのこと
2、内臓を休ませるのに良い。
非常に重い臓器の肝臓は右にあり、またリンパ循環にも重要な脾臓は左にあるので重力を考えると内臓を休ませるのに良いとのこと。
3、消化器官に良い。
消化器官の胃などは左へ管が流れていて左に寝ると食べ物が流れやすい。
彼の説は??な部分が多く非常に突っ込みどころが満載ではあります。
しかしながら人は一晩で40~50回くらい寝返りをうつと言われています。またそれ自体が体のリラックス効果やあくびで行うようなストレッチと同じ効果があると言われています。
ですから私的見解としては寝入りでは特に寝る姿勢は関係ない!と考えています。
そもそも寝ることの一番の効能は?
そもそもですが、寝ることの一番の効果というのはなんでしょうか。
寝ている間に成長ホルモンが分泌され、アスリートに重要な筋肉など組織の回復になるとは今までも言われていることですが、この3,4年の研究では、新たなことがわかってきています。
それは脳の回復です。睡眠は脳の老廃物を排出するなど脳のリカバリーにおいて一番の重要な要素と言わわれるようになりました。
また、今まで重要視されていなかった脳脊髄液の循環は睡眠によって促進され、脳神経系の機能に非常に大きな影響を及ぼすこともわかってきました。
神経機能というのはアスリートにとってこれから重要視される大きなファクターになると考えています。
Neurological overtrainingなどという概念もあり神経機能のオーバートレーニング症候群なども警鐘され始め、睡眠による脳神経機能の回復はこれからますます注目されるようになると思います。
(1)痛みと睡眠
Goodin BR, Smith MT. The association of sleep and pain: an update and a path forward. J Pain. 2013 Dec;14(12):1539-52.
(2)左向き寝姿勢
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26245965
(3)
http://www.nature.com/nature/journal/v523/n7560/full/nature14432.html
(4)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3880190/
(5)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3551275/
引用元:http://kurioro.sakura.ne.jp/ap571/、https://cucanshozai.com/health/2017/01/sleep-on-your-left-side.html、http://www.fitevangelist.com/archives/193、http://yonta64.hatenablog.com/entry/gatten/2014-05-14_MUNEYAKE-TRPV1