引っ越したら、なかったはずのガムテで貼った壁があった、ガムテを剥がして中を除いてみると這いずるような音が・・・

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62: 怖い話の名無しさん 投稿日:2012/10/01(月) 22:56:58.65
ザザザザ・・ッゴ
引きずってる?いや、何か引っ掻いてる音な気がする
弟が言っていたのはこのことなんだろうか?
2分ぐらいして別の音が入った
キ・・キキ・・プツッ・・・
そんな感じの音が混じってきている
俺は怖かった、なんせこの音を出しているのは家族の誰でもないとなんとなく察していたから
プツプツッ・・・
もしかして!?
俺は一気に冷や汗をかいた、なんとなく音の正体がわかった気がした
テープだ、テープが壁から剥がれる音
得たいの知れない何かはテープを剥がしてる
それから恐怖の時間が始まった、俺は部屋からも出られない状況に陥っている
家族はたぶん1階にいるだろうけど恐らく上がってこないだろう
俺はとても恐怖した、どうすれば良いのかがわからない
ただじっとその音を聞くしかなかった
 
 
 
63: 怖い話の名無しさん 投稿日:2012/10/01(月) 22:59:28.68
そして最悪な恐怖が俺を襲った
バサッ
何かが床に落ちた音それも薄く軽い物が、たぶん壁に貼ってあった布が落ちたのだろう
ギギ・・・ギィ・・
床がきしむ音とサーという這うような音が聞こえてきた
言い知れない恐怖が全身を包み込む
目には涙が溜まっていた、こんな経験は初めてだったからそれにそれが得たいの知れない何か
という現実が更に恐怖を煽っていた
そいつの這う音は着実にこちらに近づいていた
俺はある決断をする、それは大声を出すことだ、大声をだせば1階にいる家族が気づいて
2階に上げって来てくれると思ったからだ
いざ声を出そうとしたが果たして1階に家族がいるのか不安になってきた
もし出かけてていなかったら?その場合俺は今廊下にいる何かに自分の居場所を教えるような
ものではないだろうか
いやもしかしたら既に相手にはわかってるのかもしれないが・・・
もうなりふり構ってなれなかった俺は渾身の叫び声で「うおおおおおおおおおお!!!」
と叫び続けた
廊下の音も聞こえないぐらいの声が家中に響く、肺の中の酸素をこれでもかというぐらい使い切り
俺は叫んだ
 
 
 
64: 怖い話の名無しさん 投稿日:2012/10/01(月) 23:00:46.89
息があがっていた、叫びが止んで廊下に耳を澄ますと音はしてなかった
そこへ階段を上がる音が聞こえてくる
俺はその音だけで安心していた
ガチャと扉が開きそこには怒っている父親が立っていた
父親「おまえ何時だと思ってるんだ近所に迷惑だろ」と頭をガツンと叩かれた
だがそんな父親の怒りより俺には廊下の音の方が怖かった
父親と一緒に1階へと下りる最中、ふと穴の方へと目がいった
布が取れていた、俺は父親に布が取れていることを伝えると父親は「あれ?何でだ?」と言いながら
布を貼り直した
やっぱり何かが出てきたことを俺は確信した、この家には何かいるのかもしれないと思い始めた
晩ご飯の最中俺はさっきの出来事を話してみた、だけど父親や母親は冗談だと思ってるらしく
ただ笑っているだけだった
だが唯一、弟だけは聞きたくもないかのように顔を下に向けている
俺は昼のことが気になった弟は音が聞こえただけにしては凄く怯えてるようだったからだ晩ご飯が終わると俺は弟に昼に2階の穴で何があったのか聞いてみた
弟は嫌な顔をして話したくないの一点張りだったが俺がしつこく聞くと弟は重い口を開いて言った
弟「兄貴が1階に下りて行った後、俺さ穴の中に顔入れて中を確かめようとしたんだよ
中はもちろん真っ暗で何も見えなかったんだけどさ次第に奥から音が聞こえ初めてさ
俺も最初はネズミか何か動物かと思ったんだけど何て言うかそんな感じじゃないんだよね
それでしばらく聞いてたんだけど廊下の薄明かりで見える範囲に突然・・・・」
弟はそこで黙ってしまった、俺は突然なんだよと聞くと
弟「・・・・手らしき物が見えたんだ・・・・・それで怖くなって急いで下りてきたってわけ・・・」
俺はかける言葉もなかった、いや言葉が出てこない
そんな話を聞いてしまった俺はさすがに夜は部屋に戻る気にはなれなかった
親を説得して弟と同じリビングで寝かせてもらうことにした
正直その夜はぐっすり眠れなかった今も2階で得たいの知れない何かが潜んでると思うだけで
これからの家での生活が憂鬱になった
 
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