【幻の最終回】クレヨンしんちゃん作者事故死から7年…誰も知らない22年後の物語に涙が止まらない
368 :◆YAe/qNQv0cvW:2014/08/19(火)01:45:17 ID:Z7uN05JdJ
次の休み、オラとひまわりは街に来ていた。
車椅子を押しながら、建ち並ぶ店を眺める。
ひまわりもまたキョロキョロと辺りを見ていたが、どこか動きが硬い。
まだ、色々気になっているのかもしれない。
「……ひまわり、今日は色々見て回るからな」
「う、うん……」
……どうやら、ひまわりは動揺しているようだ。
オラが急に出かけるって言ったからだろう。
「……あ、そうだ。ちょっと寄り道していいか?」
「え?別にいいけど……」
ひまわりの許可をもらい、オラはとある場所に向かう。
そこは、街の駅前だった。
その場所に来たひまわりは、さらに首を傾げていた。
「……駅?隣町にでも行くの?」
「いや、行かないよ。ちょっと、ここで―――」
「――しんのすけ!」
後ろから、名前を呼ばれた。
振り返ると、ここに来た目的である、その人物が立っていた。
「……風間くん、待たせて悪かったね」
「え!?風間さん!?」
ひまわりは、驚いたように後ろを振り返った。
そして彼女を見た風間くんも、彼女を見たまま固まる。
「……ひま……ちゃん?」
そんな二人を他所に、オラはひまわりを押して歩き始めた。
「ほら、行くよ二人とも。今日は、三人でお出かけだ」
「―――ッ!?」
「―――ッ!!」
二人は、更に表情を固めていた。
387 :名無しさん@おーぷん:2014/08/19(火)15:25:40 ID:0VpSg2KFs
風間くんはマザコンをいつやめたんだろうな
394 :名無しさん@おーぷん:2014/08/19(火)17:00:58 ID:sXGCyO5xH
面白すぎる
399 :名無しさん@おーぷん:2014/08/19(火)20:50:07 ID:OZAc54Fk9
wktk
400 :◆YAe/qNQv0cvW:2014/08/19(火)21:09:26 ID:d3UyLBp9k
それからオラ達は、3人で街を周っていた。
最初風間くんとひまわりは、オラに気を使いながら歩いていた。
それもそうだろう。先日あんなことがあったばかりだし。
……でも、オラはあえて普段と変わらず二人と接した。
本音を言えば、オラも気まずいことこの上なかった。
でも、オラまで気を使ってしまったら、今日ここに二人を並べた意味がない。
オラは、積極的に二人に話しかけた。
「風間くん、この服似合いそうだね」
「あ、ありがと……」
「ひまわり、あっちにアイスがあるから食べようよ」
「う、うん……」
二人は、腑に落ちないような顔をしながら、街を周る。
それでも、時間が経つにつれ、徐々に緊張は途切れていった。
そして最後には、二人は、普段の通りの笑顔を見せながら歩いていた。
401 :名無しさん@おーぷん:2014/08/19(火)21:10:38 ID:6sTBXT9DF
難しいな、人生は
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