俺が大学生で一人暮らしをしていた時の、恐怖体験を聞いてほしい。
一人暮らしだったし、仕送りも少なかったので、かなりお金が必要だった。
そこで俺は、コンビニとかファミレスでバイトをしていたんだけど、「家庭教師」があるじゃん!って気づいて、やってみることにした。
ただ、家庭教師の登録って面倒じゃん?だから、自分で近所にお願いをして、ビラを貼らせてもらう事にしたんだよね。
「中高生に英語と国語を教えます。1時間3000円」って書いて、ビラを貼った。
そしたら数日して、俺の元に電話がかかってきたのよ!中年のおばちゃんの声で、ビラを見たんだけで来てもらえるか?ってことだった。
話を聞いてみると、息子に勉強を教えてくれる人を探していたとか。
しかも、毎日来てほしい、1日4時間お願いすると言ってきたんだよね。
それって1日12000円も稼げるし、毎日だから超ラッキーじゃんって思うでしょ?だから、俺はOKしちゃったんだよね。
でもさ、今考えれば1日4時間っておかしいよね?でも俺は気づかなかったんだよね。
早速次の日からきてほしいってことで、次の日にその家に行くことになった。
夕方の5時ぐらいから4時間勉強をするって言われたので、早めに夕飯を食べてから家を出た。
言われた通りの住所に向かうと、古くて小さな家がポツンと佇んで俺を待っていた。
なんか、暗闇の中に佇む家の雰囲気が怖かったのだが、仕事だしと思ってチャイムを押した。