■日本人の1割しかしらない「賦形剤」
皆さんはサプリメントに「賦形剤」と呼ばれる添加物が入っているのをご存知でしょうか。
株式会社わかさ生活が実施した賦形剤意識調査によると、『あなたはサプリメントの多くに「賦形剤」という添加物が入っていることを知っていますか?』という質問に対し、89.6%の人は、「知らない」という回答結果が出ました。
また、「知っている」と回答した方の中でも、賦形剤がどういうものかを正確に理解している方は47.5%と、半数以上の方はなんとなくしか知らないという実情が浮かび上がってきたのです。
■そもそも「賦形剤」って何?
ほぼ全てのサプリメントに含まれているにもかかわらず、なかなか意識する人が少ない「賦形剤」。添加物と聞くと悪者のイメージがありますが、賦形剤は決して体にとって悪いものではありません。
賦形剤とは何かというと、サプリメントや医薬品の粒の形の維持や、サプリメントに含まれる成分の濃度を保つために加えられる物質のこと。でんぷんやショ糖がよく使われています。
これがないと粒が小さすぎて飲みづらくなったり、粒がすぐに割れてしまったり、成分が固まらなかったりと、私たちがサプリメントを飲む際に不便なことが色々と出てきてしまうので、サプリメントには欠かせないものなのです。
とはいえ、余りに多く含まれているとちょっと考えものですよね。
食べ物の分野では、食の安全への関心が高まり、添加物が入っていないか、無農薬かどうか、産地はどこか等、色々と気を配る方が増えています。
その一方で、サプリメントや健康食品に関しては添加物を意識する方がほとんどいないというのも、考えてみると不思議な話です。
健康寿命の延伸が叫ばれる中で、サプリメント市場にも多くのメーカーが参入し、中には残念ながら粗悪な原料や製造方法で作られたサプリメントも存在します。
賦形剤が何%含まれているかを明示することはメーカーに義務付けられていませんので、「実際には、有効成分が数%しか含まれていない」といったこともある可能性が。
そのため、サプリメントを選ぶ際は、有効成分の量にも気を配る必要があるのです!
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