【感動】小三の春休み、近所に二つ年下の香子が引越して来た。ある日、道の傍らでしゃがみ込んで泣いている香子を見つけた俺は…→俺と彼女の物語は、ここから始まった…!→「俺と香子は、幸せな夫婦になります!」

感動, 物語学校, 泣ける話, 病院, 療養, 青春

「だから、あれww」

 

笑いながらSが指した先に、確かに俺の番号はあった。

 

「あった!やったーーーー!!!」

 

「良かったなw」

 

やたら冷静なSをよそに、俺は大きくバンザイした。

 

118: 1:2009/08/25(火) 12:51:16.28 ID:9k1Z+XoP0

 

合格したらすぐに中学に来いと先生に言われていたが、

 

それよりまずは電話だ。

 

Sは携帯で家に電話していたが、俺は持ってなかったので

 

公衆電話から電話をかけた。

 

しかし、家ではない。香子の家だ。

 

約束も何もしていなかったが、俺は何故か、

 

香子が家で待っていてくれてるような気がしたから。

 

「はい、佐々木です。」

 

一度きりのコール音の後、電話に出たのはやっぱり香子だった。

 

「俺、幸介。」

 

「こーちゃん!…その、どうだった?」

 

「受かったよ、合格!」

 

俺は敢えて冷静にかっこつけようと思ったが、

 

テンションが上がって、どうも駄目だった。

 

 

 

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