この世にコーヒーがなかったら、この世界はまったく違うものになっていたかも!!

コーヒーハウスでの密談が
アメリカの夜明けを刺激

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アメリカがイギリスから独立するキッカケとなった1773年「ボストン茶会事件」以後、“紅茶を口にすることは非国民の象徴”との見方が蔓延し、アメリカ人は紅茶よりもコーヒーを食卓に運ぶようになりました。

今日、多くの歴史家がアメリカ独立戦争の勃発が、ボストン、フィラデルフィア、およびニューヨークのコーヒーハウスから興ったと推測しています。彼らが根拠とするのは、当時、イギリスに対する陰謀を企てるのに最適な環境、それこそがコーヒーハウスだったということ。カフェインがアメリカ独立の触媒であったいう所論もあるほど。さらに裏付けを加えるなら、フランス革命も同様にコーヒーハウスで計画されていたということです。

コーヒーの入手が
南北戦争の勝敗を分けた?

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アメリカを二分した南北戦争は1861年〜1865年まで続き、およそ62万人の命が失われました。最終的には北部が勝利したこの戦いに、コーヒーが大きく影響していたことを知る人がどれだけいるでしょうか?

長引く戦闘の最中、兵士を鼓舞する目的で両軍とも必死にコーヒー豆の入手に奔走したそうです。北部軍の方がより多くの入手ルートを確保していたことが、結果的にそれが勝利に結びついたとする学者もいます。破壊、暴力、絶望の淵で兵士たちに無上の心地よさと温かみを提供したのは、紛れもないコーヒーだったのです。