【涙腺崩壊】のび太『あれからもう10年か……』ドラえもんがいなくなってからののび太の成長、ドラえもんのその後が泣ける・・・

ストーリー, 感動

「原因って……それと、友達って言うより、家族に近いよ」

「ふ~ん……。でもその人、優しいね。姿は見せなくても、そうやってのび太くんを見守ってるし」

「……うん。とっても、優しいんだよ……」

「――まるで、のび太くんみたいね」

「……え?」

「のび太くんみたいに、とっても優しい」

「い、いや、僕は……」

「謙遜しなくていいのよ。だって、私は覚えてるもん。この会社に、入った時のこと……」

現在までのルート
咲子END
しずかEND
→ジャイ子END

覚えてる?私達が入社してすぐ、研修があったでしょ?

あの時、私、ドジしちゃって、研修で使う資料を忘れてたんだよね。

 

……まあ、普通なら言わないといけなかったんだけどね。

私、怒られるのが怖くて、どうしようか悩んでたんだ。

そしたら、のび太くんが私に話しかけてきたじゃない。

『――もしかして、忘れちゃったの?』

『――え?』

『資料』

『……う、うん……きっと怒られるよね……』

『……』

のび太くん、何か考えてたよね。そして、言ったんだ。

『……もしかしたら、探せば見つかるかもしれないよ?』

『え?で、でも……バッグに入れた記憶がないし……』

『忘れてるだけかもよ?いいから。一緒に探してみようよ』

そう言って、一緒に探してくれた。そして……