【涙腺崩壊】のび太『あれからもう10年か……』ドラえもんがいなくなってからののび太の成長、ドラえもんのその後が泣ける・・・
……でも、やっぱりドラえもんの痕跡一つなかった。
誰かが、ドラえもんの代わりに手紙を書いてるのかもしれないとも思った。
でも、何度見ても、その字はドラえもんのものだった。
「――じゃあ、その昔の友達から10年ぶりに手紙が来たのが、最近ののび太くんの変わり様の原因ってことか……」
街角のカフェで、コーヒーを飲みながら咲子さんは呟く。
今日僕達は、職場の備品を買いに来ている。前のしずかちゃん達と同じ状況だが……正直、大した買い物じゃない。仕事の途中で買うことも出来るレベルだった。
しかしまあ、咲子さんの強い要望(ほぼ強制)により、なぜだかこうして、休日に買いに来ていた。
そして、突然彼女は切り出してきた。
最近、何があったのか――
なんとか誤魔化そうとしたが、彼女に圧倒された僕は、こうして、ことの顛末を説明したのだった。
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