【涙腺崩壊】のび太『あれからもう10年か……』ドラえもんがいなくなってからののび太の成長、ドラえもんのその後が泣ける・・・
すぐに言い出そうとしたけど、のび太くん、私の方を見て首を振ったよね。私、言い出せなかった。あの時は、本当にごめん……
そのあと、のび太くんに謝りに行ったら、のび太くん、笑いながら言ったよね――
『いいんだよ。僕、怒られるのは慣れてるし』――
のび太。いい奴だな(泣)
「……そんなことあったかなぁ……」
「あったよ。私、今でもはっきり覚えてる。でもね、やっぱり悪いと思って、そのあと上司に言ったんだよ。資料を忘れたのは私で、のび太くんは私に資料を貸したんだって。」
「そうなの?」
「うん。こっぴどく叱られちゃった。……でも、上司が言ったんだ。ここでこのことを公にいたら、野比の男気に水を差してしまうな。って。そのあと上司の人、いろんなお偉いさんに言って回ったみたい。
――野比は、素晴らしい奴だって。それがいいことかどうかは別にして、彼自身は、とても優しくて、我が社には必要な人材だって」
「……」
なんか、物凄く恥ずかしい……
「――そのことがあったから、私、決めたんだ。もうのび太くんに迷惑をかけないようにしようって。私が何かミスをしたら、のび太くん、またそういうことしそうだし。
……だから、今の私があるのは、全部のび太くんのおかげなんだよ……」
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