【涙腺崩壊】のび太『あれからもう10年か……』ドラえもんがいなくなってからののび太の成長、ドラえもんのその後が泣ける・・・
「もしかして、聞いてなかった?」
「ああ……ご、ごめん……」
「はあ……もういいわ。――はい、じゃあ私の言葉に続いて!」
「う、うん!」
「――今度!」
「こ、今度!」
「お礼に!」
「食事でも!」
「行きませんか?」
「――ええいいわ!行きましょ!」
「………へ?」
次の休日、僕はなぜか咲子さんと街を歩いていた。
……そう言えば、紹介が遅れていた。
花賀咲子さんは、僕の仕事場の同僚だ。小学生の時にドラえもんが道具の“ガールフレンド・カタログ”で見たことがあった。……もっとも、それを思い出したのは、ごく最近だが。
咲子さんは、職場では人気者だ。仕事が出来て、明るくて、世話好き。彼女がいるところからは、いつもみんなの笑い声が聞こえてきていた。
僕は、咲子さんとは同期になる。同じ時期に入社したのだが、全然ダメな僕とは全然違う。
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