【涙腺崩壊】のび太『あれからもう10年か……』ドラえもんがいなくなってからののび太の成長、ドラえもんのその後が泣ける・・・
正直に言えば、少しだけ、嫉妬してしまってる。
「――それでのび太くん。今から、どこに連れてってくれるの?」
「え、ええ?僕が決めるの?」
「当然でしょ。男なんだし」
「……それは偏見だよ……」
「いいから!ほら、さっさと決めて!」
無茶振りされても困る。こうやって女の人と出かけたことなんて、しずかちゃんぐらいしかないのに……
でも、咲子さんは何かを期待するように僕を見ていた。何か決めないと、またどやされる。
「……じゃあ……え、映画…とか?」
「う~ん……ちょっとベタすぎるけど……まあ合格ね。――さ!行きましょ!」
僕の前で一度クルリと回った咲子さんは、そのまま歩き出した。しかたなく、僕もそれに続くのだった。
「」
「――面白かったね!!」
「う、うん……」
映画館を出た後、咲子さんは上機嫌だった。よほど気に入ったようだ。
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