【涙腺崩壊】のび太『あれからもう10年か……』ドラえもんがいなくなってからののび太の成長、ドラえもんのその後が泣ける・・・
「うん。……はい」
「うん!ありがとう!」
そして僕らは、犬の置物を交換し合った。
「ええと……どうして取り替えたの?」
「……だって、こうすれば、いつもお互いを応援出来るでしょ?」
「応援?」
「そうそう。例えばのび太くんが落ち込んで家に帰ると、その置物が励ますの。頑張れー、頑張れーって。
逆に私が落ち込んでいるときは、のび太くんの置物が私を励ましてくれるの。
のび太くんはどうかは分からないけど、私はそれだけで元気になれるよ。いつも、のび太くんが見守ってくれてるって思えるし。
――だから、のび太くんも辛いときは思い出して欲しいな。いつも私が、応援してるってことを……」
「―――」
……その言葉は、彼の手紙と重なった。
―――僕はいつでも、キミを応援してるよ―――
そう思った瞬間、僕の目からは涙が溢れ出してきた。
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