【衝撃の事実】マーガリンは危険なプラスチック?健康的な植物油というのはウソだった・・・
ひと昔前まではマーガリンは植物性の油で作られているので、
動物性油脂のバターに比べるとヘルシーだ思われていました。
しかし、実はマーガリンにはトランス脂肪酸という
危険な物質が入っていました・・・
マーガリンはプラスチックという都市伝説が嘘である理由を解説しています。
そもそもマーガリンとは何か
植物油は酸化しやすくて品質の劣化が早く、日持ちしないという性質がある。またバターのように常温で固体を保つ油脂はパンや菓子類の製造に欠かせない物なので、バターに代わる固体の植物油脂として登場したのがマーガリンである。
マーガリンはパンや菓子などによく使われる。
マーガリンはプラスチック?
マーガリン・ショートニングが科学的に安定して腐らない植物油脂であることの理由は、水素添加という化学処理によって不飽和脂肪酸が「トランス型脂肪酸」に変化したことによる。不安定だった原子構造が、水素原子の移動(トランス)の結果きれいに整列して安定した構造となり、常温でも固体を保ち、酸化しにくくなることで保存性を持つこととなる。1998年にアメリカで「危険な油が病気を起こしている」という本を発表したジョン・フィネガンによるとこの水素添加した脂肪の分子を顕微鏡で見るとプラスチックにたいへん似ていて、科学者たちは「オイルのプラスチック化」と呼んでいたそうだ。このトランス脂肪酸は牛や羊の胃の中でも微生物によって生成されるために、バターやチーズ、食肉の中にも少量ではあるが天然の形で存在している。しかし水素添加によって生まれたトランス脂肪酸は自然界には存在しない物質である。
日本語訳版もある。
プラスチックとは何か
プラスチックという言葉は名詞の様に思われますが、形容詞としても使われる言葉です。オックスフォードオンライン英英辞典の直訳によるとそれぞれの主な意味は、
名詞:化学的に作られて、熱したときに簡単に成形できる、軽くて強い素材。プラスチックは多種多様あり、作る目的物により違う物が使われる。
形容詞:プラスチックで作られた。簡単に変形できる。
と、なってます。
チョコレートのように熱によって柔らかくなり、冷えると固まる性質を可塑性という。
この簡単に変形できるという言葉はすなわち塑性の事です。塑性というのは、外力を加えて変形させた後、その形状を半永久的に保持する性質です。なので塑性を持つマーガリンやバターにもplasticという言葉は使われます。
力を加えて形を変えると、その形を保つ性質のことを「塑性(そせい)」と言う。
つまり、英語の文献にある「plastic margarine」という言葉は、正確に訳すと、「粘土のような物性を持つマーガリン」という意味になります。