後輩『メシおごってください』俺「〇の調子悪いからまた…」後輩『○○の行きたい所でいいよ』→〇料理屋に行った結果…

感動感動 物語, 泣ける 物語

過日、その店のご主人が体調を崩され、

Aに店を譲って隠居する運びとなりました。

店はしばらく休んでいたのですが、

今夜、私とB、ほかに常連さんや

店のご夫婦のお知り合いなどを呼んで、

ちょっとした引き継ぎ式のような席を設けます。

週末には、Aが初めて主人として、

引き継いだ小料理屋の厨房に立ちます。

十年ほど前に結婚したAの奥様が、

まだお元気な先代の奥様に手伝っていただきながら

接客をされるそうです。

Aの言った

「あの日、先輩が腹を壊していてくれて良かったです」

という、冗談なのかよくわからない言葉が

思い出されます。

調子のいい、口のよく回るところは

ジジイに片足を突っ込んだ今も変わっておりません。

きっと、良い店主になるでしょう。

本当に、人の縁、人生の転機というものは

予想が付かないものだと考えさせられます。

今夜は鯖の味噌煮を出してくれるとのこと。

楽しんで来たいと思います。