居酒屋のシシャモは全部「◯◯」。これは絶対に知っておきたい食品のカラクリとは!!

居酒屋のシシャモはほとんどが偽物!?

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居酒屋でシシャモとして出されているほとんどが「カラフトシシャモ」というもの。別名カペリン、またはケープリンと呼ばれる代用魚だ。

本来のシシャモは、サケのように川を遡上して産卵する魚だが、「カラフトシシャモ」は、同じキュウリウオ科ではあるものの、まったく別の魚。現在、シシャモとして流通しているうちの98%がこのカラフトシシャモで、1匹8円ほどで卸されているようだ。

本物のシシャモとなると、ノルウェーやカナダから年間約3万トン輸入されるカラフトシシャモと違い、年間1,300トンほどしか捕獲がなく、居酒屋などに出回ることはまずないのだそう。

JASマークがついていない
「◯◯地鶏」の真相

健康的な環境でのびのび育ち、弾力がある──地鶏のイメージといえばこんな感じだろうか。居酒屋などで地鶏と銘打っていれば、多少割高でも味わってみようとなるが、地鶏や銘柄鶏であれば、必ずブロイラー(短期間で急速に成長させる狙いで作られた品種)より格上の鶏肉なのかというと、必ずしもそうではないようだ。

農水省では細かく規格が定められているが、これは「『地鶏肉』特定JASマーク」をつける際の条件で、このJASマークにこだわらなければ、「〜地鶏」と名乗ることができてしまう。

外来種との交配種でも、平飼いをして運動させ、栄養価の高い餌を工夫すれば地鶏と見分けがつかない鶏に生育させられるともいう。実際、2007年には比内地鶏の肉と偽装して普通の鶏肉を販売していた事件も起こっている。