「Tシャツ」の寿命は 法で定められている!?「寿命」で知るモノの真実
「カタチあるモノは必ず壊れる」という言葉の通り、モノには当然「寿命」があります。よくよく考えれば、まだ壊れてないから、と使いつづけている身の回りのモノたちも、じつはとっくに寿命がきてるのかも。
そんな、意外と知らないモノの寿命を、いろは出版編著の『寿命図鑑』からご紹介します。
よごれても洗わない
「力士のまわし」の寿命
力士の腰まわりの4、5倍の長さもある「まわし」。汗や脂がしみこんでどれだけよごれても、洗わないのが習わしで、洗うのは親方がなくなったときだけ。すりきれない限り、1年ぐらいはそのまま同じものを使うんだ。
ちなみに、大リーグのバットの寿命は、8ヶ月。たった1回打っただけで折れてしまうこともあるよ。変化球はヒビが入りやすいから、大リーグではバットが1シーズン生きられることはめったにない。
紙質で大きく変わる
「本」の寿命
和紙の寿命は、約1,000年、洋紙の寿命は約100年。和紙は丈夫だけど高価なので大量生産に向かないし、洋紙は茶色く変色してこなごなになることも。
そこで発明されたのが、劣化の原因となる硫酸アルミニウムを使わない中性紙。寿命はだいたい350年くらい。今ではほとんどの本に使われているんだよ。
同じ紙でも、たくさんの人の手に渡る一万円札は4.5年、おつりでのやりとりが多い五千円札や千円札は1.5年とかなり短い。
逆に絵画は、世代を超えて手入れが施されるから500年以上経っても当時のままの作品もあるんだ。
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