【涙腺崩壊】のび太『あれからもう10年か……』ドラえもんがいなくなってからののび太の成長、ドラえもんのその後が泣ける・・・
「――ッ!!」
「え――ッ!?」
「……ん?二人とも、どうしたの?」
固まった僕と、同じく固まったその人を見て、舞さんは不思議そうに顔を交互に見る。
だが僕は、それどころではない。何しろその人は――
「……し、しずかちゃん……!?」
「……の、のび太さん……?」
――まさかの、再会だった。
「――いやいや、さすがに驚いたね……。まさか、のび太としずかが知り合いとはね……」
海の家に移動した後、舞さんは中ジョッキのビールをグビグビ飲みながらそう話す。
「本当っすねぇ。世間って本当に狭いもんすね」
「ほんとほんと」
それに続き、ジャイアンとスネ夫も言葉を漏らす。
「……それにしても、あの二人は、なんで黙りこんでるんだ?」
舞さんの言葉に、ジャイアンとスネ夫はこちらを向いた。
「……」
僕としずかちゃんは、隣同士に座ったまま、顔を隠すように俯いていた。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません