【涙腺崩壊】のび太『あれからもう10年か……』ドラえもんがいなくなってからののび太の成長、ドラえもんのその後が泣ける・・・

ストーリー, 感動

「ねえ……咲子さん……」

「え?どうしたの?」

「――僕と、付き合ってほしい……」

「――おい、野比」

「……え?あ、はい」

会社で、突然上司に呼び止められた。

何だろうかと思っていたら、上司はとある人物を指さす。

「……あいつ、どうしたんだ?」

「あいつって……」

上司の指の先にいた人物は……

「……咲子、さん?」

「そうそう。見ろあの様子を――」

……確かに、彼女の様子は誰が見ても異常事態だった。

ソファーに座りぼんやりとしながらも、頬は常に緩んでいる。熱でもあるのかと思うくらい顔は桃色に染まっていた。

さらに一番奇妙なのは、突然真顔になったと思ったら、すぐにとろけるように顔が緩む。