母が冷たい人だった。戸籍抄本を確認すると、私(私は両親の子だ…)→後日…私『母は何で私に冷たいの?』伯母「…聞くと辛いと思うよ?」私『え?』→衝撃的な理由だった・・・

ストーリー

 

228: 名無しさん@おーぷん ID:ShL
母が亡くなった。涙なんか一粒も出なかった。
最後の最後まで腹を割って話せなかった。亡くなった今もやっぱり母に対する憎しみが残ってる。
リアルじゃ言えないので吐き出させてください。

 

 
小学校の高学年ぐらいの頃から、時々フラッシュバックのように思い出す映像があった。
 
 
2階建てのコーポに住んでて、玄関を入るとすぐ左側にお風呂とトイレがあって
右側に台所、奥に和室が2つ、・・・ってところまで映像として覚えてて
コーポの真ん前にある雑草だらけの空き地で近所の子供たちと缶蹴りして遊んでる。
でもアルバムにはその頃らしい写真が一枚もない。
母に聞いても戸建にしか住んだことは無いって言うし、父に聞いても「前世の記憶か?」って茶化される。
なんだろうってずっと思いながら、中学卒業間近のある日。
ひとりで田んぼのあぜ道を下校してる時に、不意に思い出した。
そのコーポに母ではない女の人が住んでた。一緒にお風呂に入ったし、手作りのお菓子を食べた。
そしてそこには父もいた。
その瞬間、思い出してしまった。
 
私、小学校に上がる前に父と、母じゃない女の人と、私と、3人で住んでた時期があった。
そして叫ぶように泣きながら玄関を塞ぐ女の人を父がなぐるように振り払って、
父は私の腕を掴んで引っ張って玄関から出た。
腕が痛くて痛くて泣きながら離して!って叫んでる自分。
あの女の人はたぶん父の愛人。そしてあの記憶は多分ふたりが別れた時のものだ。
まるでパズルが一瞬でピシッ!と完成したような感覚で思い出した。
 
229: 名無しさん@おーぷん ID:ShL
父と女の人が出会った経緯も別れた経緯も、母とどんな話し合いで再構築したのかも、
そこらへんは全く何も分からないけど、私が生まれた時の臍の緒は見た事があるし
生まれたてを母に抱かれた写真も残ってるから、父と母と私は間違いなく親子なのだが
私が小学校に上がる前に両親の間で修羅場があったことだけは間違いないと思った。
そして、思い出してから何か腑に落ちないことがあった。
母は冷たい人だった。私の友達や近所の子供や親戚の子たちには優しいのに
私にだけ冷たかったの。
その日の学校での出来事を話しても「ふーん」って感じだったし、いい成績をとっても褒めてもくれない。
進路のことで相談しても「好きにすれば」としか言わない。
母と父との関係も変に思えた。会話は最低限だし、あまり笑わないし。
そんな感じで、思い出してからずっと家の中が息苦しかった。そんな空気から脱出するために都会の大学を目指して勉強して勉強して、どうにか合格。大学の寮に入り、最初の2年はGW、盆、暮れと年3回は実家に帰っていたが大学在学中に父が亡くなると、母と二人きりの空間が怖くて一周忌が終わってからは正月以外は帰らなかった。母からも帰ってこいとは一度も言われなかったし。

 

戸籍抄本を調べてみると…↓