【涙腺崩壊】のび太『あれからもう10年か……』ドラえもんがいなくなってからののび太の成長、ドラえもんのその後が泣ける・・・

ストーリー, 感動

それが意味することは、つまり……

(一晩中、看病してくれてたのか……)

無意識に、彼女の頭を撫でていた。

――その時だった。

ピンポーン……

玄関から、チャイムが鳴り響く。

こんな時間に誰だろうか――。そんなことを思いながら、彼女を起こさないように横にずらし、玄関に向かった。

「……どなたですか?」

玄関を開けた瞬間、僕は凍り付いた。

「……具合、どう?」

一瞬、目を疑った。でも、間違いない。

「――し、しずかちゃん!?」

「――ど、どうしてここに!?」

「……剛さんから、のび太さんが風邪引いたって聞いて。お見舞いに……」