【涙腺崩壊】のび太『あれからもう10年か……』ドラえもんがいなくなってからののび太の成長、ドラえもんのその後が泣ける・・・
「あれ?誰か来てた……の……」
「……え?……あなたは……あの時の……」
……ついに……ご対面、しちゃいました……。
そしてその場で、僕達はもれなくフリーズする。
その時、僕の脳裏には、なぜか走馬灯が流れていた……
「……のび太さん?」
「は、はひっ――!」
「これ……どういうこと?」
しずかちゃんから放たれる圧倒的なオーラが、僕の心を叩き潰しにかかる。これまで、聞いたことがないくらいに怖い声。
凄まじく――どころではない。超ド級に怒ってるのが分かる。
……が、今の僕には、この状況を的確に説明できるような余裕などあるはずもなく……
「い、いや……これはというと……」
「ちゃんと説明、してくれるかしら?」
「ええと……その……」
……結果、しどろもどろとなり、余計に誤解を招いてしまったようだ。
そんな中、突然咲子さんが切り出した。
「――私は、風邪で倒れていたのび太くんを、看病していただけです」
「……え?」
「……へ?」
ポカーンとする僕達を他所に、咲子さんは続けた。
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