【涙腺崩壊】のび太『あれからもう10年か……』ドラえもんがいなくなってからののび太の成長、ドラえもんのその後が泣ける・・・
「事前に連絡してれば、ちゃんとした日付を指定してやれたんだがな」
「……いや、舞さんがいたことをすっかり忘れてまして……」
「……ケンカ売ってるのか?」
「滅相もありません。すみませんでした」
「まったく……あれだけ心躍る出会いをしたというのに、忘れるとは……」
(衝撃的な出会いだったのは間違いないけど……)
すると舞さんは体を反転させ、外の方を見ながらタバコを吸い始めた。
「タバコ、吸うんですね……」
「まあな。まあ、印象はよくないから、人前だとあまり吸わないがな」
「確かに、見る人が見れば批判しそうですね。……でも、似合ってますよ」
「フォローしてるつもりか?」
「滅相もありません」
「……少しはフォローしろ」
それから僕らは、屋上から街を見渡した。
「どうだ?会社の方は」
「普通ですよ。怒られてばかりですけど」
「そうだろうな。キミを部下に持つと、色々と苦労しそうだ」
「……やっぱり、そう見えますか?」
僕の言葉に、舞さんは声を上げて笑う。
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