【母の愛】新潟中越地震で、親子3人が生き埋めになったジ故。命尽きても息子を守り続けた母の愛と執念に、涙が溢れた…生き残った息子が体験した、不思議な現象とは…?
6日目の夜、女は
「これで銭がないのです。今夜が最後です。もう来られなくなります」
と、寂しそうに一文銭を置いて、店を出て行きました。
主人は不審に思って、こっそり後をつけて行きました。
女はお寺の墓地に入って行くと、
埋葬されたばかりの新しい墓の前でふっと消えました。
翌朝、お寺の住職や役人に立ち会ってもらって、
墓を掘り返してみると、棺の中で女の亡骸にしっかりと抱かれた
元気な男の赤ん坊が飴をしゃぶっていました。
亡くなった妊婦が埋葬後に赤ん坊を産んでいたのです。
棺の中に入れておいた六文の銭は使い果たされて無くなっていました。
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